娘が交際を反対されて駆け落ちをするというケースは現在でもあります。
昔ほど駆け落ちするケースはなくなってきたようですが、恋人と駆け落ちをして実家から離れて生活をすることは今でも珍しくはありません。
しかし親の立場からすると、駆け落ちをした娘の心配がとても大きいですよね。
そんな駆け落ちをした娘の行き先を探すにはどうすればいいのでしょうか。
警察は捜索をしてくれないの?
中学生未満なら捜索してくれることも
基本的に警察は、自分の意思で家出・失踪をした人の捜索活動はしてくれません。
例外として未成年の場合、自殺自傷の恐れがある場合などは捜索して見つけ出してくれることもありますが、これにも高いハードルがあります。
今回の娘さんが駆け落ちをするケースでは、娘さんの年齢がポイントになってきます。
例えば娘さんが小学生や中学生で駆け落ちをしたということならば、自分の意思による家出や失踪であっても警察が捜索活動をしてくれる可能性が高いでしょう。
高校生以上は捜索を期待できない
しかしながら娘さんが高校生で駆け落ちをしたというケースだと、警察は捜索活動をしてくれない可能性もあります。
高校生が家出をして行方不明になるというケースはとても多いです。
もし警察がそれらすべての捜索をしていたら、とてもじゃありませんが人員が足りなくなってしまうのですね。
特に18歳になった高校生が自分の意思で家出・駆け落ちをした時などは、警察の捜索を期待するのは難しいかもしれません。
ましてや成人した娘さんが駆け落ちした時、警察が捜索してくれる確率はほぼゼロと言ってもいいでしょう。
このように考えると、娘が駆け落ちした時に警察を頼りにするのはちょっと難しいと言えるのではないでしょうか。
高校生でも捜索をしてくれるケース
しかし娘が高校生でも、相手の彼氏が成人だったとしたら警察が捜索活動をしてくれることもあります。
これは「未成年者略取」「未成年者誘拐」という犯罪と警察が判断をして、捜索活動をしてくれるのですね。
実際に、16歳の女子高生が成人男性と駆け落ちをして、警察の捜査の結果成人男性が「未成年者略取」「未成年者誘拐」の罪で逮捕されるというケースがありました。
ただこのように事件となってしまうと、かなり大ごとになってしまうことは確かです。
テレビや新聞のニュースで報道されますし、地元では娘さんが駆け落ちをして、その相手が逮捕されたということが知れ渡ってしまうでしょう。
娘さんとしたら、大事な彼氏を犯罪者にしてしまったという罪悪感をずっと持ち続けることになってしまうかもしれません。
実際問題として、娘さん自身の意思による駆け落ちを事件として警察に届け出るかどうかは、非常に難しい問題になると思われます。
家族が自分で探さなければならない
警察が駆け落ちをした娘さんを探してくれない、もしくは大きな事件にはしたくないというのなら、家族が自分たちで探し出さなければならないということになります。
駆け落ちをした娘の行き先
駆け落ちをした娘の行き先はどこになるでしょうか。
- 彼氏の家
- 友人の家
- ネットカフェ
- ビジネスホテル
- 車の中
- ウィークリーマンション
- マンション・アパート
- 都会
それほど計画性のない駆け落ちの場合、行き先が彼氏の家であったり、友達の家に居候させてもらっていたりすることもあります。
特に彼氏が一人暮らしをしているときなどは、彼氏の家に娘さんがいることも多いので、まずは彼氏の家を探してみることが必要になりますね。
娘の友達に連絡をとりましょう
娘さんが彼氏と駆け落ちをする場合、娘さんの友達が事情を知っていることもよくあります。
友達の家に居候になっていなくとも、その行き先を知っているかもしれません。
もちろん娘さんの見方をして行き先を教えてくれないこともあるでしょうが、親が娘を心配していることをきちんと友達に告げ、何か知っていることがあったら教えてくれるようにお願いしておきましょう。
本気で駆け落ちをしようと考えているときは注意が必要
駆け落ちをして彼氏と二人きりで生きていく決心をしていたら、その時はかなり探し出すことが難しくなります。
例えば田舎から東京や大阪などの都会に駆け落ちをするというパターンはよくあることです。
娘さんとその彼氏の両方が未成年の場合は、住むところを見つけるのに非常に苦労をします。
未成年の場合、両親の同意がなければ基本的にマンションやアパートなどを借りることはできないですからね。
しかし娘さんとその彼氏のどちらかが成人している場合は、マンションやアパートを賃貸することも可能になります。
最近は保証人が必要でないアパートやマンションも多くなっているので、そのようなところを賃貸することは可能ですからね。
すぐに探し始めることが重要です。
駆け落ちや家出など、子供が行方不明になった時はすぐに捜索を開始することがとても重要になってきます。
駆け落ちをした娘の部屋には、行き先の痕跡や証拠が残されている可能性があります。
またすぐに探し始めると、まだ地元に駆け落ちをした二人がいる可能性もあります。
時間が経過すればするほど痕跡や証拠もなくなってしまいますし、駆け落ちをした二人が遠くの地へ移動してしまう可能性も高くなるでしょう。
できるだけ地元にいる間に探すことが重要なのですね。
探偵に依頼することも考えましょう
ただ、家族だけで捜索をするというのは非常に難しいというのが正直なところです。
捜索をする人数も足りないですし、人探しのノウハウや経験もありません。
そこで頼りになるのは人探しのノウハウや経験が豊富な探偵ということになるでしょう。
人探しのプロである探偵は、部屋に残された痕跡や証拠から、駆け落ちをした二人の行き先、居場所を突き止めてくれるかもしれません。
実際に家出人や行方不明者の人探しを、探偵事務所や興信所に依頼する方はたくさんいます。
駆け落ちをして、何年も子供と連絡が取れないというケースも珍しくありません。
そうならないように、できるだけ早く捜索を開始して子供を見つけてあげることが必要になってくるのですね。
アフターフォローも大事です
駆け落ちをした娘さんが見つかったとしても、そのアフターフォローはとても大事です。
家出はとても繰り返しやすいもので、一度発見をしてもまた家出・駆け落ちをしてしまっては仕方がありません。
探偵事務所では、過去の経験とノウハウから家出を繰り返さないためのアフターフォローについても相談に乗ってくれます。
第三者が話し合いに参加することで、冷静に解決できるケースも多いので、アフターフォローを考えても探偵に依頼することはいいのではないでしょうか。