家族が家出をして行方不明になった時、警察が捜索してくれなければ自分たち家族で探し出すか、探偵に依頼をして探してもらわなければなりません。

そこで心配になるのが、探偵に家出人調査をしてもらうと本当に見つかるのかということですよね。

探偵に父や母、娘や息子などが家出した時の調査を依頼した場合、どれくらいの確率で見つかるものなのでしょうか。

家出人が発見される確率は?

探偵が捜索をした時に家出人が発見される確率は、正確にはわかりません。

ネット上では90%などと掲載されていることもありますが、家出人の発見というのはそう簡単なものではありません。

特に事前に計画して家出・失踪をした時は、かなり発見が難しくなってしまうこともあります。

例えば、警察が行方不明者を「特異行方不明者」に認定して捜索した場合などは、携帯電話のGPSなどで居所を調査できるので、かなり高い確率で発見されるでしょう。

しかしながら家出人が自分の意思で行方不明になった場合、警察は通常捜索活動をしてくれません。

そうなると、残された痕跡から行き先を探さなければならないのですが、この作業はかなり難しいものとなります。

家出人を発見する確率を上げるためには、家出の痕跡が残っているうちに素早く調査・捜索することが大事になりますので、すぐに捜索を開始しましょう。

家出人探しは時間との勝負

家出人探しで最も大事なことは、できるだけ早く捜索を開始するということになります。

この捜索開始をいかに早く始めるかどうかで、行方不明になった家族を発見する確率も変わってくるでしょう。

1週間経過すると発見確率が激減

平成26年の統計を見てみると、家出人など行方不明者は、行方不明になった当日に約30%が見つかっています。

2日~7日間に、約38%が見つかっています。

行方不明になって1週間ならば、おおよそ7割の家出人・行方不明者が発見されるということです。

しかし行方不明から8日~14日経過した時の発見確率は、5%に激減してしまいます。

15日~1か月経過した時の発見確率も4%にすぎません。

このように家出人など行方不明者を発見するには、行方不明になった最初の1週間が非常に重要になってくるのですね。

家族が家出をしたら1週間以内に絶対に見つけなければならないという気持ちで、捜索をする必要がありそうです。

本気で家出・失踪をした時は発見が難しい?

家族が家出をすると言っても、いろいろなケースがありますよね。

喧嘩などで衝動的に家出をしたケース

「ちょっとした親子げんかで子供が家出をしてしまったケース」や、「些細な夫婦げんかで夫が家出をしてしまったケース」などは、それほど過度に心配する必要はないのかもしれません。

このような喧嘩をして衝動的に家出をしたケースでは、冷静になって自分から家に帰ってくることもよくあります。

しかしながら、例えば子供が夜に家出をしてしまったケースなどでは、何らかの犯罪に巻き込まれてしまう可能性もありますので、すぐにスマホに連絡をして帰ってくるように促しましょう。

もしスマホの電源を切っていて連絡が取れないときは、子供が立ち寄りそうな場所、心当たりのある場所を探したり、友人や恋人に連絡をして探してみることも必要となりますね。

突発的な家出の場合は、家出人の本気度もそれほど高くないので、発見することもそれほど難しくはないでしょう。

問題は、家族が計画的に家出・失踪をした時です。

計画的に家出をしたケース

父や母、娘や息子が計画的に家出をした時は、その発見が非常に難しくなることもあります。

例えば「書置き」を残して家出をした時などは、できるだけ早く探偵など人探しのプロに捜索を依頼したほうがいいです。

一番いい方法は警察に捜索してもらうことなのですが、残念ながら警察は家出人が自分の意思で行方不明になった時に、基本的に積極的な捜索活動はしてくれません。

そうなると家族が自分たちで捜索活動をするか、人探しのプロである探偵に依頼して捜索活動をするしか方法はないのですよね。

計画的に家出をしているということは、行き先をすでに決めてから失踪をしている可能性も高いです。

家出をするときに一番のネックになることは、その行き先・宿泊場所になります。

子供が計画的に家出をした時の行き先・宿泊先

計画的に家出をした時の行き先・宿泊先は、
 

  • 恋人の家
  • 友人の家
  • ネットで知り合った知人の家
  • ネットカフェ
  • 見ず知らずの人の家

 
などがあります。

一人暮らしをしている恋人や友人の家に泊めてもらおうと考えているのなら、発見の確率は高いのでまだいいでしょう。

しかし「ネットで知り合った知人の家」に泊めてもらおうと考えて家出をした時は、その発見は非常に難しくなります。

しかも最近は家出をした未成年の女の子が、ネット上のSNSや掲示板を通じて「見ず知らずの男性の家」に泊めてもらうというケースも実際にあります。

そうなると見つけることはかなり困難になりますし、犯罪に巻き込まれてしまう可能性も高くなります。

そうならないように、できるだけ早く捜索を開始して、できるだけ早く発見してあげる必要があるのですね。

家出人発見の確率は、早ければ早いほど高くなります。

効果的に人探しのプロである探偵を活用して、早期捜索・早期発見を心がけましょう。

大人が計画的に家出をした時の行き先・宿泊先

父や母など、大人が計画的に家出をした時の行き先・宿泊先はどこが考えられるでしょうか。

 

  • 愛人の家
  • ビジネスホテル
  • ネットカフェ
  • スーパー銭湯
  • ウィークリーマンション
  • アパート・マンション

 

大人の場合は子供の家出と違って、宿泊先に困るということはそれほどありません。

保証人が要らないアパートやマンションもありますし、その気になれば一人暮らしをすることも難しくありません。

父や夫が家出をして仕事先にも通勤していないようなときは、本格的に失踪をしている可能性があります。

上述したように、行方不明者の発見は最初の1週間が鍵になります。

できるだけ早く捜索を開始して発見する必要がありますね。

探偵を有効に活用しましょう

父や母・息子や娘などの家族が家出をした時、残された家族だけで捜索するのは大変ですよね。

しかし警察に相談をしても捜索活動をしてくれることはまれです。

家族だけの捜索だと、どうしても残された痕跡や証拠を見落としがちになってしまいます。

そこで活用したいのは、人探しのプロである探偵ですよね。

探偵は人探しのノウハウと経験が豊富なので、家出人の行き先の予想や、残された手掛かりの調査などを迅速に行ってくれます。

もちろん実際に捜索活動をしてくれますし、家出人の発見確率を上げることができるでしょう。

特に書置きを残したりして計画的に家族が家出・失踪をした時は、発見がかなり困難となってしまいます。

できるだけ早く人探しのプロである探偵に依頼して、できるだけ早く捜索を開始してください。

最初の1週間に発見できないと、そのまま見つからないというケースも珍しくありません。

早期調査・早期捜索を心がけてくださいね。